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機械要素 ねじ編 その2

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機械要素 ねじ編 その2

機械要素 ねじ編 その2

2024/07/08

 今回はねじについての「その2」です。品質について考えてみたいと思います。
 昭和の頃から平成の初期にかけて、まだ自動車自体の品質は悪かったです。
例えば、こういうことが頻発していました。
塗装品質、メッキ品質が悪くて錆びついて、マフラーが落下するトラブルも
よく起きていたた記憶があります。
特に、海沿いの道で走る自動車では、塩害の影響で、そういう問題が多かった
ようです。父親の車もマフラー交換した覚えがあります。
 これらはマフラーそのものの塗装、メッキ品質だけでなく、それを自動車
ボディに取り付けているボルトの品質にも原因があります。
ボルトもメッキ厚さが少なかったのだと思います。
それらが徐々に改良されて、品質が向上していったともいます。
通称で黒染め処理と言われている四三酸化鉄皮膜でも、結構、錆は進行します。
耐久試験、市場返却品では、錆が進行していいます。錆が極度に進行すると、
いつかは破断につながります。
対策として、塩害にも強いメッキ仕様で、メッキ厚も厚くしていったと思います。
 また、ボルトのねじ部は部分的には肉厚が細くなっているので、硬さが

大きすぎると、かえって破断する可能性があります。
よって、ボルトの硬さは硬すぎず、軟らか過ぎずに調質硬さ程度になっている
のが普通です。
材料も適度にカーボン(C)が多い中炭素鋼が多いのではないでしょうか。
 ボルト、ねじは小さな部品ですが、果たす役割は重大で、重要な部品です。

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