機械要素 歯車(ギヤ)編 その1
2024/09/23
歯車(ギヤ)について
サブタイトル
久しぶりの投稿になります。
今回は歯車、ギヤについて、いろいろ知っていること、注意しなくてはいけないことなどを記載していこうと思います。
エンジン、モータなどの駆動源から、適切な回転数、トルクにするためには減速機、増速機が必要になります。わかりやすい例としては、自動車用変速機です。例えば1速、2速で減速し、段数が増えて5速、6速になると増速していきます。手動変速機も自動変速機でも同様です。その装置に歯車が使われます。
歯車の種類としては、自動車用変速機では、はすば歯車、遊星歯車が使われます。自動車用では、耐久性、精度など求められますので、高周波焼入、浸炭(窒化)焼入のあと、嚙み合う歯面は研削されます。歯面研削され、軸間精度が良いものは、高速回転(1万回転以上)になっても音は静かです。技術の塊りが、変速機の中に入っています。それらを極限まで、歯車だけでなく、軸、軸受(ベアリング)、オイルシールなどのあらゆる機械要素部品が小型に設計されているところが、また凄いところです。耐久性と小型化が両立しないと、製品になりません。
減速機は歯車比、すなわち歯数比になります。主軸側が歯数24、従動軸側が36ですと、1.5の減速比になります。いろりろな歯車比を変えた歯車が自動車変速機の中に入っています。それらを自動的に変えているのが通常AT(Automatitic Transmission)と言っているもので、遊星歯車ユニットが複数個組み合わせて、湿式クラッチで切り替えています。DCT(Dual Cluch Transmission)は手動変速機を湿式クラッチで自動的に切り替えるイメージです。
添付写真は小原歯車のはすば歯車です。いろいろな仕様の歯車をカタログ販売しております。在職中、大変お世話になりました。
次回、また続きを書きたいと思います。
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